コンテンポラリーな雰囲気を纏うオランダ生まれのレザーウェアブランド

オランダのアムステルダムから発信されるレザーウェアブランド「ARMA（アルマ）」。1985年から大手メゾンブランドを中心としたレザーウェアの生産を請け負っている、高い経験値と技術力を持つARMA LEDER B.V.のオリジナルブランドです。現在は二代目であるMaralとArdenがディレクションを行っており、バリエーションに富んだコンテンポラリーなコレクションを展開しています。レザー特有のハードさを感じさせない、柔らかでクリーンな印象のアイテムは他のブランドとは一線を画します。時代の空気感を捉えつつも一過性のクリエイションはしない方針を掲げており、流行に左右されにくいタイムレスな世界観を表現しています。ブランドの顔となる定番モデルを残しつつ、シーズン毎にコレクションを刷新して新鮮さを保っていることも魅力となっており、長年培ってきたハイレベルな生産背景がこれを可能にしています。

ゆとり具合が絶妙です。モダンな佇まいのスエードジップアップブルゾン「KALE」

ピーティートリノやタリアトーレを人気ブランドに育て上げた敏腕代理店トレメッツォが次なる一手として送り出したレザーウェアブランド「ARMA（アルマ）」。インターナショナルな感性を取り入れたオランダ発のブランドでして、マックスマーラをはじめとするメゾンブランドを手掛ける自社ファクトリーで生産されており、デザインよし、品質よし、価格よしと、三拍子揃っていることが特徴です。厳選された上質素材を用いつつも、トルコに生産拠点を置くことでコストを抑え、リーズナブルな価格を実現しているバランス感覚に優れたブランドです。

ご紹介するのは、新たにラインナップに加わった「KALE（ケール）」になります。ご覧のとおり、上品な印象を与える襟付きのショートブルゾンでして、両胸に大きめのフラップパッチポケットをデザインすることでミリタリーテイストを取り入れています。きめが細かく滑らかな手触りのゴートスエードで仕立てられているので、見るからに高級感があり、また、着心地のよさも格別です。ブランドネームが刻まれたオリジナルメタルパーツや、サイバラの切り替えを利用した腰ポケット、フロントを開けて着ても形が崩れない月腰付きのシャツカラーなども見逃せません。一見よくあるショートブルゾンですが、これらの小さなディテールの積み重ねが大きな違いを生んでいます。

肩と胸に絶妙なゆとりを設けたフィッティングがポイントで、これまでのクラシック一辺倒なイタリア物とは違うコンテンポラリーなスタイリングを楽しんで頂けます。日本人の体型に合うように袖丈や着丈が短めに修正されているので、ゆとりがあるのにだらしなくならず、大人らしさをキープできるところがミソ。イタリア物では味わえない新鮮なサイジングは、きっとクセになりますよ。（※他のモデルよりもワンサイズ大きめの作りになっています。ゆとりを持って着たい方は普段どおりのサイズを選んでください。ジャストサイズを好まれる方はワンサイズダウンしてもOKです。）

カジュアル、モード、クラシック、どのジャンルにも属せず、それでいてどのジャンルにもハマってしまう、なんとも懐の深いショートブルゾンゆえ、ワードローブの一軍選手として活躍必至です。周りと被ることはまずないと思いますので、定番に飽きてしまった方はいかがでしょうか。

しっとりとした手触りの高級ゴートスエード「GOAT SUEDE STURDY」

使用されている革は、かなりランクが高いゴートスエード（山羊革）になります。アルマではラムスエードも用意されていますが、品質と価格のバランスで比較するとゴートスエードに軍配が上がることから同素材に人気が集中しています。見た目もクオリティもまさにお値段以上のゴートスエードでして、びっくりするくらいきめが細かく、しっとりとした滑らかな手触りになります。銀面を薄く削ぐことで軽量化されていますが、柔らかいのにベタッとせず、適度なハリがあってシルエットがきれいに出ます。また、シワにもなりにくいので扱いやすいです。短く均一に整った毛足からもクオリティの高さがひしひしと伝わってきます。袖の革の継ぎ目を無くし、美しさを最大限に引き出しているところも素晴らしいですね。全方位に“お値段以上”を強く感じる、高級と名乗って申し分ない品質のゴートスエードです。