運転姿勢でストレスを感じさせない「動体裁断+ 動体縫製」 。
運転時の動きや姿勢、クルマの乗降時の動作に合わせて作られた四次元的衣服設計が「動体裁断＋動体縫製」。これにより、身体の動きにフィットし、着用ストレスを極限まで軽減します。運転やクルマを乗り降りしているうちにシャツの裾が出るなどして服装が乱れることも気になりません。
柔らかく光沢のあるロイヤルピケニット素材でカジュアルシーンからビジネスまで幅広くお使いいただける衿つきのメンズシャツをお仕立てしました。
・シャツ1 枚でクルマに乗ったときに重宝する胸ポケット付き
・高級感あるニット素材を採用
・オリジナルデザインのカーボンボタンを採用。
車のシフトノブ、ステアリングをイメージさせるホログラム調のデザインです。シートベルトをした時にボタン糸に負荷がかからないように絶妙なホイールの形に削り出しています。

【メンブラーナについて】
年々減りゆく「日本製」の衣料品。
縫製業界全体が落ち込む中、会社全体を活気づけるために立ち上げた夢プロジェクトが「自分たちが作ったポロシャツを日本人宇宙飛行士に着てもらおう」でした。無重力の宇宙船内でどのような動きになるのか、その活動にはどのような衣服がいいのか試作を続けました。運よく2009 年9 月に船内普段着採用の一般公募があり応募の結果、弊社の縫製技術とパターン技術が認められ山崎直子宇宙飛行士がディスカバリー号の船内活動着として着用頂きました。
国内で販売されているニット製品のうち日本製はわずか2.8％と言われております。また、縫製工場で働く方の平均年齢も60 歳を超えており絶滅危惧種と言われているほど厳しい業界です。
今となっては希少な日本製ですが、「日本人には他の国に真似のできない縫製技術がある」「この技術の灯を消したくない」との想いを強くもっており、価格競争に対応して多くの同業が海外に生産拠点を移す中、弊社はあくまで主力を国内に置いて日本製の持つ高い技術と品質で企業力を磨いております。
「この技術と情熱があれば厳しい縫製業界で生き残ることができるのではないか」「日本にしかできないものづくりをしたい」との思いで動体裁断・動体縫製技術を用いた製品をオリジナルのファクトリーブランドとして立ち上げました。

【動体裁断・動体縫製とは】
「動体裁断」とは、機能系被服デザイナーの中澤愈教授が人間の皮膚を徹底的に研究して生まれた、動きを解析した四次元的衣服設計です。宇宙船の船内被服の他にもオリンピック選手のユニフォームとしても採用されており、 この技術によって作られた製品は通常製品とは全く違い、身体のシルエットを美しく表現できる上に、動きにフィットし引きつれがなく今までに体験したことのないノンストレスな着心地の衣服になります。
また「動体縫製」とは、複雑に設計された動体裁断の型紙を美しく縫い上げ、ニット素材の良さを最大限に引き立たせる縫製技術。動体裁断パターンは1つのパーツが、大きく複雑な形をしています。 さらにニット素材ということもあり、伸びる生地・長い距離を縫う・カーブが多い、などの理由で機械化をしづらく、結果1 枚1 枚、手作業が求められます。
これらの特性を最大限に引き出し、美しく縫いあげる技術を「動体縫製」と呼んでおります。

【お洗濯方法】
ネットに入れて弱流水で洗ってください。アイロンは中～高温で裏側から当ててください。